フレームワーク
- 【人】まず、体感のみで戦略を仮設計してみる
- 【AI × 人】目的・ゴール
- 【人】リソースの整理
- 【人】KGI・KPI
- 【AI × 人】Who・インサイト
- 【AI × 人】Who・市場調査と競合調査
- 【AI × 人】What・課題
- 【AI × 人】What・ブランドエクイティ
- 【人】What・戦略キャンバス
- 【AI × 人】反証 → Who・What の確定
フレームワークの前提
フレームワークのベース
「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」p.138に記載されている「マーケティングフレームワーク」をベースにしています。
上記をベースに、下記の参考文献、および、弊社の経験を組み合わせてフレームワーク化しています。
参考文献
本フレームワークは、下記の参考文献を活用しています。
- USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
- 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
- [新版]ブルー・オーシャン戦略―――競争のない世界を創造する (Harvard Business Review Press)
- マイケル・ポーターの競争戦略
- The Five Competitive Forces That Shape Strategy
- Finding Information for Industry Analysis
- How information Gives You Competitive Advantage
- How to Solve the Cost Crises in Health Care
- Creating Competitive Advantage
- Analyzing Relative Costs
- Math of Strategists
- What Is Strategy?
- Strategy and the Internet
- Green and Competitive: Ending the Stalemate
- Stop Doubling Down on Your Failing Strategy
- Why Do We Undervalue Competent Management
- Thought on Problem Solving
- Simple Steps to the Perfect Persuasive Message
- ザ・コピーライティング
- データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標
- SMART Goals
- ファンベース
- スモールビジネスの教科書
Who・What 確定後
Who・What を思考しつつ「戦略構築中に、取り急ぎやるべきこと。」(※近日公開)の着手を推奨します。
Who・What 確定後、戦術の設計に入ります。
また、戦術が戦略通りに行えているか、そして、結果・成果に繋がっているかも振り返りながらマーケティングを遂行します。
Who・What 確定後のステップ
- 戦術思考前の整理手法 ※近日公開
- 「1」を元に戦術を整理
- 戦略を振り返る方法 ※近日公開
「マーケティング戦略の作り方」最初のステップ
【人】まず、体感のみで戦略を仮設計してみる
マーケティング戦略を組み立てる際、最初の一歩として有効なのは「体感=直感」で仮設計を描くことです。
ただし前提として重要なのは、商品やサービスを自分の身体で実際に体感していること。
現地に足を運び、自ら触れ、味わい、利用した経験に基づく直感である必要があります。体験を伴わない思いつきの直感ではなく、体験に根ざした直感こそが戦略の起点になります。
なぜなら、人間は本質的に感覚的な動物であり、意思決定において無意識の直感が大きな役割を果たしているからです。心理学の研究でも、直感的な判断が意外なほど精度を持つことが示されています。
例えば、以下のような研究があります。
- Ambady, N., & Rosenthal, R. (1993). Thin slices of expressive behavior as predictors of interpersonal consequences.
- De Groot, A. D. (1946). Thought and Choice in Chess.
- Dijksterhuis, A., & Nordgren, L. F. (2006). A theory of unconscious thought.
数秒間の観察(thin-slice)で行った評価が、長期間接した後の評価と高い一致を示した。
論文リンク (Cambridge University Press)
チェスの実験で「5秒で選んだ手」と「30分熟考した手」が86%の確率で一致した。
無意識の思考(直感)が複雑な意思決定で熟考と同等かそれ以上に有効な場合があることを理論化。
つまり、人が最初に抱く直感は、必ずしもあなどれない出発点です。
しかし、それはバイアスに大きく左右される可能性もあります。だからこそ「直感で仮に戦略を描く」というプロセスには意味があります。
その直感が正しいかどうかを、次のステップ以降で論理的に整理し、調査し、戦略を精緻化していく過程で、自分の感覚のどこがずれていたのか、逆にどこが正しかったのかに気づくことができます。
この「気づき」こそが重要です。
直感が外れていたと知ることは、新たな学びをもたらし、直感が合っていたと確認することは自信と推進力を与えてくれる。いずれにしても、人を次のステージへと進める動機になります。
だからこそ、戦略づくりの最初のステップでは、あえて体感に従って「仮の戦略像」を描き出すことが肝要なのです。
本ステップにおいて「やり方」はありません。「こうすれば、うまくいくな。」と、想像し、できれば手書きのメモやホワイトボードに落とし込んでみてください。
それができたら、いよいよ「【AI × 人】マーケティング戦略の作り方 - 目的・ゴール編」に進みます。
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